●あらめは太古の昔より日本の食卓に上っていた海藻です。アワビやウニの餌として繁茂地で保護され、今では三重県伊勢志摩産がほとんどです。
●あらめは水面下3〜5メートルくらいの所に生育しており、3年〜4年目くらいの成熟したものを、海女さんが潜って採取します。昆布・わかめのように養殖ができず収穫量は年々減少しています。
●ヨードが豊富で甲状腺ホルモンと密接な関係にあり、育ち盛りのお子様には欠かせない物と言われています。
●自然の風味を逃さない蒸し製法経て、ほど良く乾燥させることであらめの時間を止め、水戻した時点から旬が始まり、新鮮な状態であらめをお召し上がることが出来ます。
●島根県出雲大社近くの縄文・弥生時代の遺跡から「あらめ」が発掘されており、延喜式には、伊勢の国からの租税の『調』として滑海藻(あらめ)が時の朝廷に納められていたと書かれており、又、伊勢にある神宮の種々のお祭りでの神饌(シンセン)としても欠かせない物となっています。
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